今から山を買いたいと考えている方に、まずは探す前に「欲しい山の条件」を決めることをお勧めします。
自分の中で、欲しい山のイメージが定まらないままに探し始めると、いざ買ってみたけど、やりたいことができない！こんなはずじゃなかった、なんてことになるかもしれません。
山で何をしたいのか？自宅から山までの距離は？開拓時に重機は使うのか？など…、選ぶ前に考えるべきポイントを解説します。
後で後悔しないように、この記事を読んで、自分が欲しイメージを固めましょう！
山でどんな事をしたいのかイメージする
せっかく山を買ったのですから、将来どんな遊び方をしていくのかイメージしてみましょう。
- 山小屋を建てたい
- 畑を作りたい
- 川遊びをしたい
- 山菜採りをしたい
- テントでキャンプをしたい
これらをするには山選びの時点で、気を付けるポイントがあるので紹介します。
山小屋を建てたい
もし将来山小屋を建てたいと思っているならば、４ｔトラックが入っていけるかがポイントになります。
大きな木材や資材を搬入する時、重機を運び入れる時など、４ｔトラックが入っていけない場所だと、建築はかなり厳しでしょう。
また、山小屋まではいらないけど、プレハブ小屋を置きたいと考えている場合も、４ｔトラックが入れないと、搬入できません。
プレハブは完成品がトラックの荷台に積まれてきて、釣り上げて下ろすので、４ｔトラックは必須です。
畑を作りたい
もし将来畑をしたい、果樹を植えたいと思っているならば、日当たりがポイントになります。
山のどちら向きの斜面なのかで日当たりが全然違います。
山の南面の斜面や平地ならば、1年を通して日当たりは良好ですが、山の北面の斜面だと、春や秋の太陽の角度が低い季節は、日が当たりにくくなってしまいます。
うちの山は、山の北面だったために、雪解けも遅く、日向を好む果樹がいまいち成長しません。土地にあうものを選んで植えるしかないようです。
川遊びがしたい
自分の土地で、魚釣りや川遊びをしたいと思っている方は、資金力がポイントになります。
土地の価値として、素敵な小川が含まれているような場所は、価格が高くなります。
ある程度の太さのある川と、その岸辺は市町村の所有になっている場合が多く、購入できないこともよくあります。
資金に余裕がない方は、川を含む土地はあきらめて、“近くに小川がある”くらいで我慢するのがおすすめです。
山菜採りをしたい
山菜は、あったらラッキーくらいの感じで、土地を買った後に散策するのがおすすめです。発見した時はすごくときめきますよ。
もし見つけられなくても、わらび・こしあぶら・タラの芽・こごみ・ふきのとう…などは、後からいくらでも植えればいいのです。
土地選びの時に、山菜の有無はあまり気にしなくていいかと思います。とは言っても、初めから生えてたらうれしいですよね～。
テントでキャンプをしたい
もしあまり手間をかけずに、そのまま山林を利用して、テントを張ってキャンプをするならば、植えられている木の種類がポイントになります。
雑木林は種がこぼれ、どんどんと草木の密度が増して、うっそうとしていて、下草刈との闘いになり、テントを張るには地面の状態があまりよくありません。
でも木々の間から日差しが入りやすく、手入れをちゃんとすれば明るい印象です。
高木の針葉樹林の場合は、木の陰で少し薄暗く、下草はシダ類も多く、雑木林の下草に比べると手入れが楽です。
どちらが好みですか？自分の好みにあった木々の場所を選ぶとよいでしょう。
山から自宅までの距離は？
山を開拓し始めると、本当にやることが山積みで、「週末だけ通おう」なんてつもりが、いつのまにか暇さえあればせっせと通う毎日に。畑なんて始めたら、それこそ週末だけでは足りません。
自宅から距離が遠いと、全然作業が進みません。
自宅から離れた土地で、ちょっと旅行気分？レジャー気分？なんて思うかもしれませんが、遠いと通うのがおっくうになって、結局思うような開拓を進める事は難しくなってきます。
暑い時期は下草が伸びるのも早く、たまにしか行かないと、行くたびに草刈りから始まる、なんてことにも…。
なるべくなら苦痛にならない近い距離をお勧めします。たとえ家から近くても、自然に囲まれれば、そこはあっという間に別世界です！近くてもサイコーですよ♪
それに、近いと忘れ物も取りに戻れるし、山遊びが乗り気じゃない家族がいても、軽い気持ちで付いてきてくれます（笑）
